大きな鎧甲はどうしても奥の部屋に飾ってしまうので、なかなか来客の方の目には触れないもの。玄関だけでその雰囲気を出すためには、ちょっとした演出も効果的です。

壁には毎年使える小さなタペストリーを飾り、台には五月人形もどきのネコの置物をおきました。このネコは、ちょくちょく庭にやってきては悪さをして追い払われている野良なのですが、可愛いところもあるので今回は主役にしてあげました。(たぶん・・男の子)

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和紙の甲を被せ、身体部分はオーブンで焼くタイプの陶器の粘土、鯉のぼりは軽い紙粘土で作り、それぞれ彩色してあります。もっとも、彼が本当に喜ぶのは、目刺しではないかとも思われるのですが・・。それとも最近のネコは魚の骨が苦手だといううわさは本当なのでしょうか。

タペストリーは、欧風磁器をイメージした抑えた色調なので、きっと手前に色鮮やかな菖蒲やアヤメを生けても素敵でしょう。近頃は学校でもすっかり優しく静かな男の子達が増えてきている様子。でも、やっぱりこんな世の中ですから、逆境に負けぬよう逞しく育ってほしいものです。

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次回は、もう梅雨のシーズンになるでしょうか。なにか、気分の明るくなるものをご紹介したいと思います。

それでは、また。

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コアラ

何かしら作ったり、絵を描いたりと手を動かしているのが好きです。でも、街に出て目新しいものを捜すのはもっと好きです。 ガーデンファームってご存知ですか? イギリス発祥のガーデニングの延長ともいえる小規模な家庭農園のこと。花を育て、家畜を育て、家庭で食べる分の農作物や果実を収穫し、自然と生きるこのライフスタイルは、今密かなブーム(?)です。 そんなくらしを夢見る平凡な主婦、わたくしコアラが得意のクラフトをご披露しながら、憧れのガーデンファーム・ライフ”の香りをお届けいたします。ちなみにメグミとは” 自然の恵み”のこと、私の名前じゃないですよ。