5月の声を聞くと花好きの人たちはきっと落ち着かない事でしょう。

なぜなら、あの花の女王 -薔薇- の季節だから。

我がファームも昔は色とりどりの薔薇たちにぐるりと取り囲まれ、強い香水のような香りに包まれていたものでしたが・・なにしろ美しいだけに手も掛かるこの花たち。

今では淡いピンクと深紅のものがフェンスにまばらに咲くだけという惨憺たるもの。見るたびにほんとうに申し訳ない気分になってきます。(きっと読者の皆さんの中には何人かの薔薇名人がいらっしゃることでしょうね。)

mg-16

今回は 以前、子犬の時のはなちゃんをモデルにして作ったフラワーポットにどうしても薔薇を生けたくなって生花を買いに行きました。

本当は この布(防水)のポットにはうってつけの、あの、枯れない花「ブリザーブド・フラワー」なるものを生けてみたかったのですが、それこそ「高嶺の花」それにまるで「永遠の美女」のような反自然的なものにも ちょっとですが抵抗も感じてしまうのです。

日本でも鈴木省三氏という世界に誇る薔薇の育種家がおられたそうですが、きっと氏もその一瞬の生命の輝きを愛おしんだからこそ 情熱を注いで次々と素晴らしい品種を育てられたのだと思います。

The following two tabs change content below.

コアラ

何かしら作ったり、絵を描いたりと手を動かしているのが好きです。でも、街に出て目新しいものを捜すのはもっと好きです。 ガーデンファームってご存知ですか? イギリス発祥のガーデニングの延長ともいえる小規模な家庭農園のこと。花を育て、家畜を育て、家庭で食べる分の農作物や果実を収穫し、自然と生きるこのライフスタイルは、今密かなブーム(?)です。 そんなくらしを夢見る平凡な主婦、わたくしコアラが得意のクラフトをご披露しながら、憧れのガーデンファーム・ライフ”の香りをお届けいたします。ちなみにメグミとは” 自然の恵み”のこと、私の名前じゃないですよ。